あるにもあらず 過ぐるわが身は

東欧・北欧・中近東など世界の60's Beat/Psych、その合間にコミックなどを紹介しています。 こっそりとやっていますので、こっそりとお越し下さいませ(笑 



前回のGameの記事のCD紹介をまだ書き上げていないのですが、ちょっと突然集中して聴きたいものが出てきたので絶賛放置中です(笑
ま、こんな過疎ブログの記事が書き上げてなかろうが、世界は問題なく動きますから(笑

そんなわけで、なかなか紹介する機会のなかった近年のお気に入りマンガなどを紹介してみたいと思います。
たぶん浜田さんしか読んでくれないと思うけど(笑

上の画像がそのお気に入りたちです。
実はもう一つ「少年ノート」があるのですが、ただいま貸し出し中なのでこれはまたの機会に。


1、万能鑑定士Qの事件簿 松岡圭祐原作 神江ちず作画 角川エース 既刊1巻

角川は原作のコミカライズが多いですが、その中でもおすすめの1冊。
帯にもあるとおり「人の死なないミステリ」で、千反田さんにも自信を持っておすすめできます(笑
昔、誰かに「どんな些細な物事でも、人間のやることには必ず意味がある」と言う感じの話を聞いて感銘を受けたことがあるのですが、それを改めて確認させてくれる興味深い内容です。
作中に絵画を鑑定する場面があるのですが、物事を見つめる目と知識次第で、これだけのことが判断できるものなのかと、驚かされること間違いなしです。

あと、莉子さんがかわいいです(笑
小説版のキャラクター原案の清原紘さん独得のダークでアンニュイなタッチに比べ、コミック版の神江さんの絵柄は原案のイメージを崩さずにほんのり柔らかさを感じさせるタッチで、僕はコミック版のほうが好きかも知れません。

原作は文庫12冊+αもあるんですが、全部描くのかな?
描いて欲しいな。

美しいカラーが素晴らしい5話が収録される2巻はこの秋発売とのことです。


2、死がふたりを分かつまで たかしげ宙原作 Double-S作画 ヤングガンガン 既刊20巻

僕が選ぶ作品としては非常に珍しいタイプかもしれません。
タイトルの「Until Death Do Us Part」というのに引っかからなかったら、もしかしたら手を出していなかったかも(笑
もっとも、Kinksのアレは「Till Death Do Us Part」ですけどね(笑
ま、どちらも意味は変わりありませんけどね。

僕のような、全般的に言えば取り立てて激しい波のない生活をしている者に現実に感じ得ない、ヒリヒリするようなスリリングな瞬間を感じさせつつも、さまざまな場面で生きていくうえで考えるべき事を見せてくれる作品です。
格闘シーンでは、車を運転する(おおっぴらには言えないが「飛ばす」という意味で)時の感覚的な操作と合い通じるものを感じましたね。

あんまりこういう格闘ものには手を出さないのですが、実は結構好きなのかもしれません(笑

最新21巻が9月に発売予定です。


3、この音とまれ! アミュー著 ジャンプSQ 既刊3巻

音楽ものの作品は結構ありますが、この作品は何と琴を取り上げています。
基本的にはジャンプらしい内容ですが、「本人が言ったことしか信じねえから」などもう一歩踏み込んだ感じの台詞回しにぐっと来るものがあります。

合奏している場面も、重厚感があって画面から迫ってくるものがあり、「死がふたりを~」とはまた違ったスリリングさを感じさせてくれます。

あと、琴には元々関心があったのですが、ギターで言えばベースにあたる十七弦のものがあることなど、そこら辺の情報も興味深いです。

とりあえず一山は超えましたが、今後どういう風に展開していくのか楽しみにしています。


4、ムジカ かかし朝浩著 コミックバーズ 既刊1巻

前作「暴れん坊少納言」も素晴らしい作品でしたが、今度はシューマンというクラシックの異端児を取り上げています。
今作も作者独得のドカーンとした大味な作風ですが、クラシックという一見繊細な題材とのマッチングが意外にも良くて、ダイナミックに迫ってきます。

個人的に、もっと評価されてもいいと思いつつも、あまりメジャーになりすぎずに奔放に描き続けて欲しい作家さんです。


5、はぢがーる みやびあきの著 きららフォワード 既刊4巻

これは偶然1話を立ち読みして知った作品で、1巻が出た時にタイトルを忘れて見つけるのに苦労したのも懐かしいです(笑

超シャイな紗江が、たまごの出す課題をクリアして行く中で、気がついたら恋愛のプロセスをきちんと通過して行ってるのが面白いです。
基本ほのぼの系の恋愛ものですが、その要素やシチュエーションの折り込みぶりなどが絶妙で、こういう系統の中でも独得のポジションを持つ作品だと思います。

もうそろそろクライマックスを迎えそうな気配ですが、どういう風にまとめていくのか楽しみなような寂しいような。


6、ちろり 小山愛子著 ゲッサン 既刊4巻

これは他の本を探しに行った時にたまたま出会って、今まで読んでなかったゲッサンを購読するきっかけになった作品です。

文明開化が花咲く明治中~後期?の横浜を舞台にしており、せわしない現代と比べると遥かに時に流れがゆったりとした空気に満たされています。
設定した時代の影響もあると思いますが、夢二風のアールヌーヴォー風の人物の描写がすごく味わい深いです。
連載初期(2巻くらいまで)は特にそのラインが大胆で、後ろ髪の生え際から襟足に向けてのラインが艶っぽいです。
3巻以後は少し通常のラインに近くなっていますが、それでもその艶っぽいラインは健在です。

サイレントな話が多いのも特徴で、カヒー(笑)でも飲みながら静かにじっくりと読み入っていただきたい。

また、コミックスはコーティングされていないテクスチャー仕様のカバーで、痛んだり汚れたりしないようそっと扉を開きたくなる魅力的な装丁です。
特に3巻のカバーは秀逸だと思います。
この表紙を見てすぐ購入を決めましたからね。

大判サイズの本なので、大きめの本屋でないと置いてなかったり揃ってなかったりすると思いますので、大型店か専門店、あるいは通販での購入が確実だと思います。



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Game 1965:(左端から時計回りに)Jim・Allen・Terry Spencer・Terry Boyes・Tony

いろいろあって更新がはかばかしくありませんが、当面は超スローペースではあるものの続けていくつもりです。

今回は、Mod/Freakbeat関連でカルト的な人気を持つThe Gameを取り上げたいと思います。
GameはMod/Freakbeat関連のオムニバスにチラホラと収録されているので、気にされている方は意外といるのではないかと思いますが、本当に別々に1曲か2曲ずつ収録されているので、なかなか音源が揃わないマニア泣かせのグループです。

実質3~4年程度の短い活動期間で、シングルも4枚(実質3・5枚)しかリリースしていないので、本国でもさほど詳しいデータは見つからなかったのですが、例によって出来る限り執念でかき集めて整理してみました(笑

SecretsのメンバーだったTerry Spencer・Allen Janawayを中心に、サリー州ミッチャムで64年に結成。
結成時のメンバーは、Spencer(G)(このグループはTerryという名のメンバーが複数人出入りしているので苗字で表記します)・Allen(B)・Tony Bird(G.Vo)・Jim Nelson(Ds)・Terry Boyes(Vo)の5人で、この時点で18歳が3人・14歳が2人という少年グループでした。
はっきり分かっているのは当時Spencerが18歳、Tonyが14歳だったと言うことですが、上の画像化で判断するとAllenとBoyesが18歳、Jimが14歳といったところでしょうか?
こういった少年たちで結成されたグループは、だいたい破天荒な振る舞いや悪さのエピソードが残されているものですが、残念ながら彼らのそういったエピソードは残されていないようです(笑
ふざけて冷凍庫とかに入ったりはしなかったようですね(笑

65年、俳優・作曲家でSmall Facesに「Sha La La La Lee」などの自作曲を提供したことでもよく知られているKenny Lynchとマネージメント契約を結び、同年Pyeからデビューシングルをリリース。
このシングルの時点では、まだありふれたマージービート的なサウンドでしたが、同年登場したWhoに影響を受けたようで、フィードバックを多用した荒々しいサウンドに変化していきます。

66年、Terry Boyesが脱退、SpencerはErstwhileのギター/ボーカルのRay Charsleyをオーディションに誘い、ボーカリストとして加入させました。
このメンバーで、Stonesが使用していたことでも知られているR.G.Jones(Oak Records)のスタジオで新たに4曲をレコーディング、その中からセッションドラマーのBobby Wackettの書いた「Gonna Get Me Someone」と、SpencerとRay共作の「Gotta Wait」を選んで、新たに契約したDeccaからシングルとしてリリース。

このシングルを引っさげて「Ready Steady Go」に初出演。
出演時、Alan Priceなどの有名人に囲まれて、Rayはメッチャ緊張したとか(笑
Pyeよりはプロモートされたものの、このシングルの売り上げも思わしくなかったようで、RayとJimが脱退。
今度は新たなボーカリストは加入させず、ギターとバッキングボーカルを担当していたTonyがボーカル専任にシフト、ドラムスはSecretsで同僚だったTerry Brown(Goodsell)が加入。

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Game 1966:(左端から時計回りに)Spencer・Allen・Tony・Brown

今度はParlophoneと契約し、66年末にR.G.Jonesのスタジオでレコーディングした新曲「The Addicted Man/Help Me Mummy's Gone」を受け渡して、翌67年に入ってからリリース。

2曲ともサイケデリックなアプローチを施した意欲作だったものの、プロモーションのためにTV番組「Juke Box Jury」でこの曲が流されたことがあだとなって、「The Addicted Man」のドラッグを賞賛する歌詞にクレームが入り急遽回収、A面を差し替えて再リリースしたものの、この回収騒ぎでEMIの背広組を激怒させたことは間違いなく、ろくにプロモートしなかったようで(ま、仕方ないけどね)、結局ほとんど売れることはなかったようです。

その後Allenが脱退、Ray Charsleyの在籍したErstwhileのベーシストStan Deckerが加入するも、67年一杯で活動停止したようです。

68年に入ってから、SpencerとStanは新グループLavender Groveを結成、R.G.Jonesのスタジオで2曲をレコーディングしたものの、件の回収騒ぎがよほど響いたのか契約を得られなかったようで、アセテート盤が残されるのみであえなく解散。
ちなみに、グループ名はSpencerの彼女が住んでいた地域の名称から取ったらしいです。

二人は69年にGrailを結成、Rod Stewartプロデュースでレコーディングし、ドイツとフランスのみでシングルとアルバムを各1枚ずつリリースしています。
なお、Spencerはすぐに脱退したようで、このレコーディングには参加していないようです。

Tony Birdは70年代にソロシングルをリリースして、Gameに在籍したメンバーの中では比較的成功を収めています。

とまあ、当時は鳴かず飛ばずだった彼らですが、80年代以後にフリークビート系としてカルト的な人気を得て再評価され、90年代半ばには再結成してシングルをリリースしています。

CDレビューはまた後日。




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Graham
  • Author: Graham
  • 日本語での情報の少ない、60年代の東欧・北欧・中近東などのBeat/Psychを中心に紹介しています。
    翻訳・編集に時間がかかるので更新は激烈にスローです(笑
    この自画像は、漫画友達の「ゆったりの間」管理人さん冬灯紗沙さんに描いて頂いたもので、さり気に対になっていたりします。

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