あるにもあらず 過ぐるわが身は

東欧・北欧・中近東など世界の60's Beat/Psych、その合間にコミックなどを紹介しています。 こっそりとやっていますので、こっそりとお越し下さいませ(笑 

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さて、今回はアルゼンチンのLos Knacksです。
今回もまたスペイン語の資料しかなくて、あまり細かい事が分かりません(汗
M子さん、わしもスペイン語のことで電話してもええかのう(笑
と、本当にごくごく一部しか分からないネタを振りつつ、分かる範囲で紹介して
行きます(笑

彼らは67年にPhillipsから「Yellow Submarine/Norwegian Wood」のカバーシン
グルでデビューしています。
その当時のメンバーはOscar‘Robbie’ Paz (Ba)、Carlos‘Charly’ Castellani
(G.Vo)、Armando Aschenazi(G.Vo)、Fernando Ferreyra Avan(Ds)の4人で、
RobbieとCharlyの2人が中心メンバーのようで、71年の解散までずっと在籍して
います。

このシングルの後、なぜか69年まで空白がありますが、詳細は不明です。
おそらく、シングルが不発でPhillipsとの契約が止まって移籍先を探していたこと
と、69年にはRobbieとCharly以外のメンバーが入れ替わっているのでそこら辺
の関係もあるのだと思います。

ともあれ、69年にはめでたくParlophoneと契約し、数回のメンバーチェンジをしつ
つ71年の解散までに5枚のシングルを残しています。

Knacksはデビュー時期が67年と言うのもありますが、Shakers・Mockers・
Walkersなどの優れた先輩グループの活躍を見てきているだけあって、南米のグ
ループとしてはシャープな演奏と優れたソングライティング能力を併せ持っていま
す。
活動期間が67~71年と言う時期なので、サイケ・フリークビート的な要素を期待
してしまいますが、全体的にはサイケ度はさほどでもなく、フリーク一歩手前くら
いの感じです。
イギリスで言えば66年くらいの感じでしょうか?

割と荒っぽい演奏なんですが、全体的に漂うメランコリックで切ない空気が、彼ら
の独特の魅力です。


Knacks /Anthology (アルゼンチンNMV 004)‘06年

最初の画像のような、アナログシングルサイズのハードカバーの見開きジャケットで、
内側の左にライナーが貼り付けてあり、右側にCDをはめ込む体裁になっています。
正直邪魔くさい体裁にしてくれたもんだと思っています(笑
何でこういうデザインにしたのかと思わずにはいられないジャケも微妙です(笑
オマケに、なぜかロゴだけエンボス&ラメ散らし&コーティング加工されていて、むや
みに豪華です(笑

このCD、現在在庫切れか廃盤のようで、入手しづらくなっているみたいですので、某
オクなどに出たら何とかゲットしていただきたいものです。
ただ、よくディスクの再生面にボンドかなんかが引っ付いてしまっていて、その部分が
再生できない盤もあるそうなので要注意です。
南米盤は大雑把ですからね(汗

a31.jpg

写真がうまく撮れなかったので、1~16曲目(画像で読めるのはスペイン語題)の英題
と、ボーナストラックの17~24曲目の曲目を以下にあげておきます。(*は盤起こしの
モノ、†はデモ、それ以外はステレオです)

1、I Feel So Bad Down  2、I'll Miss You  3、Seaweeds & Poison* 
4、Listen To Clowns,I Love 5、Love Comes And Gone 
6、Throw Me With All You Got 7、Leave Me In The Past
8、Yes,I Want To Live 9、Witch Mother 10、I'm Afraid To Be In Love 
11、Grandfather Klein 12、After A Day's Work 
13、Got No Eyes For Your Love 14、Let Dream The Boy Who Wants You 
15、Good Luck,Good Friend,Goodbye* 16、The Curious World Of Lady Christian

ボーナストラック
17、Nina Azul* 18、Rane* 19、Yellow Submarine(Submarino Amarillo)* 
20、Norwegian Wood(Madera Noruega)* 21、Despues De Un Dia De
Trabajo[Original Ver]† 22、No Podre Soportar Mucho Tiempo Mas† 
23、Can't Buy Me Love† 24、Hurting Inside†

以上、全24曲が収録されています。

どうやらモノマスターは全て現存していないみたいですが、近年結局未発売に終わっ
たアルバム用のステレオマスターが発見されたそうで、ステレオ音源の音質はかなり
いいです。
Mockersと同じパターンで、使用されずにお蔵入りになったおかげで無事に残ってい
たみたいです。
盤起こしものとデモは、サシスセソがザリザリする上にノイズも結構あります。
あまりいい状態の盤がないんでしょうね。

19&20が件のPhillipsからの67年デビューシングルで、言わずもがなBeatlesのカ
バーです。
基本的にストレートカバーなのでつまんないです(笑
21~24が当時制作されたデモ音源で、21は70年にアルバムバージョンとして再録
音(12)されます。
24はDC5の意外な選曲のカバーですが、彼らがカバーした数曲の中では一番いい感
じかな?

15&3、11&10、8&2がParlophoneからの69年のシングルで、全てメンバーのオ
リジナル曲です。
この中ではちょっとModな突っ走り系の2が圧倒的に完成度が高いです。

4&1は70年のシングル、5~7・9・12~14・16が当時リリース予定だったアルバム
用のレコーディングからのもので、これも全てオリジナル曲です。
70年の曲はどれもいい曲ばかりですが、特筆すべきは個人的に彼らの最高傑作6
で、シャープで荒っぽい曲調なのに、妙に切なくて胸を打たれる逸品です。これを
聴くだけでも入手する価値があると言ってもいいかもしれません。
同系統の7や12もシャープなプレイでかっこいいです。
12は先に述べたとおり21の再録音なんですが、再録音バージョンはダメと言うセオ
リーをひっくり返す完成度で、アレンジもこちらの方がはるかにいいです。

17&18は71年のラストシングルで、スペイン語の語感が似合う、ほんのりサイケで
メランコリックな曲で、両曲ともなかなか味わい深いできばえで結構好きです。
元になった盤が良くなかったようで音質が悪く、ちゃんとしたマスターがないのが非
常に惜しいです。
それでもこの音の悪さでも聴いてしまうのですから、やはりそれだけ曲がいいという
ことなんでしょうね。
19から後の曲は聴かずに止めることが多いですからね(笑

あ、ちなみに歌詞は17・18・22がスペイン語で、後は全て英語詞です。

Mockersよりももうちょっと荒っぽくて青臭くて、メランコリックで切ない、そんなグル
ープです。

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コメント

いいですよ★笑
ゆうて辞書で調べた単語と簡単な文法しか教えることができませんがw
スペイン語の歌とか聞いてみたいですー(´∀`)
チェックしてみようかしら♪

  • 2008/10/11(土) 07:24:18 |
  • URL |
  • M子 #ZyqPIeBg
  • [編集]

あ、OKがきた(笑
早速のリアクションありがとうございます♪
さすがM子さんだ、サイコー(笑
スペイン語はですね、ロックの解説文なら斜め読みくらいは何とかなるんですが、やはり勉強してないと読みきれませんね(笑

>スペイン語の曲
You Tubeで「Los Brincos」「Los salvajes」あたりを検索してみてください。
この2バンドは聞き取りやすいんじゃないかと思います。
Los salvajesの「fuera de mi corazon」のモノクロのクリップは違う意味で参考になると思います(笑
宴会の余興に、カラオケでのアクションに(笑

どうしてこう暑苦しくするかねと思わずにはいられないクリップです(笑
曲はかっこいいけどね。

  • 2008/10/11(土) 10:33:20 |
  • URL |
  • Graham #rB4BsSMs
  • [編集]

どうもご無沙汰してます!
遅ればせながらブログ名変更、お疲れさまでした!
またもや和歌からのタイトルで渋いっすv-218

今私もアルゼンチンに注目してるんですけれど
60年代バンドじゃなくて最近のバンド経由でアルゼンチンに注目してるんです(^^ゞ
アルゼンチン人がフロントマンの60sオマージュ的UKバンドに夢中で
アルゼンチン独特の哀愁っぽさがイイなぁ、なんて。

ところでなんで南米のバンドって名前のアタマに「Los」っていうのが付くんでしょうかね(^^ゞ
英語でいうところの「The」と同じようなもんなんでしょかね。

  • 2008/11/01(土) 12:26:22 |
  • URL |
  • もりたん #ZA9zVw0U
  • [編集]

もりたんさん、おはようございます。
パソのキーボードが不調だそうで大変ですね。

もりたんさんは現在のグループも結構聴いているみたいですね。
僕は現在のぬけの良すぎる音質になじめなくなってしまっているので、あまり手を出さずにいたりします。

アルゼンチンは情熱とメランコリックさを兼ね備えた音楽性を感じますね。
国民性なのかもしれませんね。

>Los
その通りでございます(笑
フランスだと「Les」、イタリアは「I」「Le」、ポルトガルは「Os」、中国は「公子」です(笑

  • 2008/11/03(月) 06:34:11 |
  • URL |
  • Graham #rB4BsSMs
  • [編集]
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  • Author: Graham
  • 日本語での情報の少ない、60年代の東欧・北欧・中近東などのBeat/Psychを中心に紹介しています。
    翻訳・編集に時間がかかるので更新は激烈にスローです(笑
    この自画像は、漫画友達の「ゆったりの間」管理人さん冬灯紗沙さんに描いて頂いたもので、さり気に対になっていたりします。

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