あるにもあらず 過ぐるわが身は

東欧・北欧・中近東など世界の60's Beat/Psych、その合間にコミックなどを紹介しています。 こっそりとやっていますので、こっそりとお越し下さいませ(笑 

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やっとTagesの登場です。
北欧60'sの基本にして最もトータルバランスの優れたTages、最初に聴くのならば
圧倒的にお薦めのグループです。

Tages(「とーげす」と読みます)は、スウェーデン第2の大都市のヨーテボリ出身
で、64年にPlatinaからデビューし、3枚のアルバムを出した後、かのParlophone
に移籍して2枚のアルバムを出しています。

Tagesに関しては、「Cutie Morning Moon」でHitomiさんによる愛に溢れた詳しい
記事がありますので、そちらの方を参照いただければと思います。

上の画像Parlophone時代のメンバーで、左上から時計回りに
Anders Töpel[アンダース・トゥェーペル](G,Vo)
Göran Lagerberg[ヨラン・ローゲバーグ](B,Vo)
Lasse Svensson[ラッセ・スヴェンソン](Ds)
Tommy Blom[トミー・ブロム](Lead Vo)
Danne Larsson[ダンヌ・ラーション](G,Vo)。
スウェ語ならではの「O」に「‥(プリッカルといいます)」や、英語読みと違う特
殊な読み方なので…と言うか、たまたま読み方が分かったので紹介してみました(笑
スウェ語だと「berg」は「ベリ」と読むのが一般的なので、Lagerbergは「ラーゲル
ベリ」と読むのかと思ってましたが、案外素直に読めばよかったみたいです(笑
Töpelの発音は日本人ではかなりきつそうでした(汗
以上、スウェ語講釈ですた(笑

Lasse以外の4人は学校での友人同士だそうで、この4人はデビュー時から活動の末
期まで1曲を除いて不動のラインナップでした。
ドラマーだけがなかなか安定しなかったみたいで、Freddie Skantze[スカンツェ]
(64~66年)→Tommy Tausis[タウシス](66年)→そしてLasse(~68年)と入れ
替わっています。
ちなみにTommy TausisはTages脱退後、Spotnicks(霧のカレリアのあれ)に加
入という今となっては微妙な(笑)移籍をし、さらにSpotnicks脱退後にBestという
グループを結成してシングルをリリースしましたがさっぱりだったという、なかなか
に流れ者な経歴を持っています(笑
さらにどうでもいいことですが、初代ドラマーのFreddieさん、僕の高校時代の友人
S君にそっくりで、ジャケを見るたびに彼を思い出します(笑

Tagesの音楽性は、大まかに分けると素朴で透明感のあるオリジナル曲とイキのい
いカバー曲の両面性を持った66年までの前期、サイケの要素とメンバーの成長が
重なった素晴らしい後期という感じで、基本的にどの時代も楽曲の出来にムラが無
く、長く聴き続けることの出来る、まさにスウェーデンNo.1のグループです。
演奏も、若いグループとしてはわりと安定したプレイで、特にGöranのベースと末期
ドラマーのLasseの北欧っぽいドタドタしたドラムはなかなかに味わい深いです。

個人的にはParlophone移籍後が好きですね。


そんな彼らの音源のいい所をガッツリ聴けるのがこのベスト盤です。

a56.jpg

Tages `64-`68! (スウェーデンEMI 7243 4750292 7)


Mascotsの記事でも述べましたが、この「64-68!」シリーズのベストはとても選曲
が良くて、よほど詳しくて好きな人が編集に携わったのではと思います。
その「64-68!」シリーズの中でも、Tagesの編集が圧倒的に素晴らしく、極論すれ
ばよほどハマった人以外はこれ1枚で十分と言い切ってもいいくらいです。
ベスト盤、かくあるべしです。

a57.jpg

32曲目のBlond(後身グループ)の曲をさり気に入れているあたり、かなりのものです。
これがリリースされた92年当時はBlondは未CD化だったので、狂喜した人も多いの
ではと思います。

6・8・9・11・12・14・19~21・23・31以外がメンバーの自作曲です。
まだ少年ぽい青臭さがあるがすでにそのセンスが芽生えている2、北欧でのSectの
人気振りをうかがわせる好カバーの6・9、北欧的な透明感のあるメロディの7・10、
66年という変化の時代にほぼリアルタイムで反応していたことが良くわかるプリサイ
ケ的な17、レスリー・ゴーアのカバーという意外な選曲ながら非常に完成度の高い19
・23、クラシカルな要素をアレンジに盛り込んだ、SGTチルドレン的な24・28、天空を
駆け上がるような美しいメロディの素晴らしい29、Tommy Blom脱退のいわく付きに
なってしまった変化に富んだ曲調が素敵なラストシングル30あたりがポイントが高
いです。

末期の楽曲のクレジットを見ると、友達同士で始めたグループがいろんな面で格差や
誤差が出てきて、非常に複雑なフラストレーションをもたらしてしまったのではと感じ
させます。
Tommy脱退後に、移籍してBlondをグループ名を変えた後もその歪みはぬぐえなか
ったようで、少しずつメンバーが離れていって空中分解して行ったんでしょうね。

そういうつらく厳しい時期を越えて数十年後、彼らは旧交を取り戻しているようで、
07年の再結成ライブの映像を見ると、とても楽しそうに歌っているメンバーの笑顔が
印象的でした。

それでは、最後に「いたち野郎さん、いつか「Contrast」の画像うpをよろしくお願い致
します」という私信を書いて終わりと致します(笑

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コメント

私信の方、たしかにお預かりいたしました(笑) 実はコントラスのほかに、トーゲスでは必殺(?)の一枚がありますので…

トーゲスのメンバーがスプートニクスにいたというのは初めて聞きました(笑) でも66年頃のスプートニクスだとセールス的には勢いがなさそうな感じですが…

トランス・ワールド・ビートではイージービーツと並んで真打ちのバンド、といった感じなんでしょうか。日本では彼ら以上に知名度のあるショッキング・ブルーやアース&ファイアーもこのくくりに入ってもおかしくはないですが…。

  • 2009/03/08(日) 02:22:12 |
  • URL |
  • いたち野郎 #ZpAXj7wg
  • [編集]

†いたち野郎さん
Contlast、よろぺこです♪
しかし、Tagesの盤、まだお持ちなんですか?
「2」かな、それとも「Studio」?
ま、そのうちのお楽しみで(笑

Tausisがスプにいたのは本当にわずかな期間だったみたいです。
ツアーで稼げると言う思いがあったんでしょうが、予想以上にきつかったんじゃないでしょうか?
スプにいるにはもったいないくらいスマートでハンサムだし、そのままTagesにいたほうがよかったと思いますね、結果的に(笑

トランスワールドで「まず最初にこれを聴け」みたいなのもやってみたいですね。

  • 2009/03/08(日) 15:20:42 |
  • URL |
  • Graham #rB4BsSMs
  • [編集]
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  • Author: Graham
  • 日本語での情報の少ない、60年代の東欧・北欧・中近東などのBeat/Psychを中心に紹介しています。
    翻訳・編集に時間がかかるので更新は激烈にスローです(笑
    この自画像は、漫画友達の「ゆったりの間」管理人さん冬灯紗沙さんに描いて頂いたもので、さり気に対になっていたりします。

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