あるにもあらず 過ぐるわが身は

東欧・北欧・中近東など世界の60's Beat/Psych、その合間にコミックなどを紹介しています。 こっそりとやっていますので、こっそりとお越し下さいませ(笑 

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10.29:どうでもいい事を追記(笑


Beatmen・Soulmenと来たら、次はBluesmenかな(笑
もっともBluesmenは、スロバキア系のBeatmen/Soulmenとは関係ないチェコ系のグループですけどね。

64年、チェコ・モラヴィア地方のブルノにほど近い都市オロモウツで結成されたTeenagersが原点で、65年にBluesmenと改名したようです。
メンバーはPetr Fiedler(Vo.Hm.Fl)・Jozef Karpaty(G)・Zdeněk Kramář(B)・ Jaroslav Vraštil(Key)・Vladimír Grunt(Ds)の5人編成で、67年くらいまではその名の通りブルースやジャズを演奏していました。

どうでもいいことですが、Jozef(上のジャケ左から3番目)はクラシック作曲家のロッシーニみたいな顔してますね(笑
下の裏ジャケではそうでもないですが。
本当にどうでもいいですね(笑

67年に女性ボーカリストHana Ulrychováが加入、このラインナップで「1st Czechoslovak Beat Festival」で演奏、Hanaは最優秀ボーカリスト賞をもらったそうです。
グレース・スリックとサンディ・デニーを混ぜたようなルックスとその声を持つHanaの加入は、Bluesmenの人気に火をつけたようで、翌68年には初のレコードになるEPをPantonからリリースします。

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The Bluesmen (Panton 03 123)`68
A1.Zpívej mi dál (J. Vraštil - H. Ulrychová)
2. Nevidomá dívka (K. Kryl)
B1. Kdo pod oknem stává (P. Fiedler - J. Löffler)
2. Story o velké lásce (P. Fiedler - J. Löffler)

A面はHana、B面はPetrがボーカルをとっています。
A1は共作した2人がのちに加入するAtlantisのサウンドに近いちょっぴりグルーヴィーなビートポップ、A2は本国では名の知れたプロテスト・フォーク・シンガー作の重暗いバラードで、当時19歳だったとは思えないしっとりとしたHanaのボーカルには驚かされます。
B1は「I Put A Spell On You」、B2はフォークロック時代のディランのような作風の重いミドルテンポの曲で、彼らのサウンドの指向性が良く見えますね。
一言で言うと、Animalsを少し重くしたような感じでしょうか?

このEPリリース後、Hanaが脱退して兄のPetrのAtlantisに復帰、再び元の5人編成に戻ります。
なおBluesmenとAtlantisは、同年末の2nd Czechoslovak Beat Festivalでステージを共にすることになります。
この68年のBeat Festivalも録音が残されているようで、このときの演奏が以下のEPに収録されています。

a131.jpg

2. Československý Beat Festival (Panton 03 0204-5)`69
Mám smutek ve tvářích (P. Fiedler)
A proto se bojím mít tě rád (P. Fiedler)

時代の空気かメンバーチェンジの影響もあってか、この2枚組EPに収録された2曲はAttackもびっくりのかなり荒々しいフリークビートに変化しており、かつての重いサウンドと荒々しい激情を持ち合わせたサウンドは圧倒的なパワーで、現在ではこの2曲が最も人気があるみたいですね。
僕もこの2曲が一番好きです。
Beat Festivalの録音はどのグループのものもすごいパワフルでいい演奏をしているので、まとめてCD化して欲しいものです。

翌69年、Zdeněk・Jaroslav・Vladimírが脱退、Michal Vosáhlo(Key)・Miroslav Ryška(B)・Antonín Nelešovský(Ds)が加入。
この交代劇は、Bluesmenが69年から70年の間、西ドイツでミュージカル「Hair」のバッキングを担当することになったことが関わっているようです。
なお、JaroslavとVladimírは脱退後すぐにAtlantisに加入しています。

70年に唯一のシングルをリリース、A面は先のBeat Festivalでの演奏に近い感じのフリークビートで、どうやら68年にレコーディングしてあったものをリリースしたようです。
正常化政策による規制が厳しくなっていた70年に、よくこのサウンドでOKが出たなと思いますが、ドサクサにまぎれてリリースしたのかもしれません(笑
B面は未聴です。

(Supraphon 043 0911)`70
Proč nemohu spát (P. Fiedler)
The House Full Of Blues (P. Fiedler)

同年、Hairのツアーを終えて帰国後は、メンバーチェンジをしつつ71年まで活動を続けた末、72年にBlíženciというポップグループに移行したようです。


残念ながら、Bluesmenの録音した楽曲は全くと言っていいほど公式にCD化されておらず、「Nevidomá dívka」だけがHanaのアンソロジーに収録されているだけという非常に寂しい状況です。

もっとも、録音が10曲に満たないのでしかたが無いといえばそうなのですが、日本でリリースされた「GSシングルス」のような感じの、そういうシングルやEPしかリリースしていないグループの録音をまとめたCDをリリースしてくれる事を願うばかりです。

チェコのグループはシングル1枚っきりでもすごいいい曲がかなりあるので、重箱の隅をつつかざるを得ません(笑



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コメント

コレいいですね~♪ せっかくアルバム買ってみようと意気込んだのに、出てないとは・・・(涙)。
ハナさん(←日本人のイメージ)の歌声、ホントにグレース・デニーですね~! 裏声クリスタルボイス系より、私はこういう方が好みです。
でも、一番気に入ったトラックは、「Mám smutek~」!! 強烈なアシッドパンチにシビレますぅ~♪ Petrさんって、その後も活動されてるんでしょうか?
故黒沢進氏の魂がチェコへと向かい、素晴らしいカルトGSコンピを監修してくださることを祈るばかりです(笑)。

  • 2009/11/10(火) 21:45:39 |
  • URL |
  • クロム #ybSqUg1.
  • [編集]

Bluesmenは僕もお気に入りなので、何とかCD化して欲しいですね。
Petrの足跡はたどってみたんですが、別グループやソロ活動などの情報が全くなくて、どうも解散後に引退したみたいです。

  • 2009/11/11(水) 09:29:37 |
  • URL |
  • Graham #rB4BsSMs
  • [編集]
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  • Author: Graham
  • 日本語での情報の少ない、60年代の東欧・北欧・中近東などのBeat/Psychを中心に紹介しています。
    翻訳・編集に時間がかかるので更新は激烈にスローです(笑
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