あるにもあらず 過ぐるわが身は

東欧・北欧・中近東など世界の60's Beat/Psych、その合間にコミックなどを紹介しています。 こっそりとやっていますので、こっそりとお越し下さいませ(笑 

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(左からRoger・Tomas・Anders・Staffan)

今回は久しぶりの北欧ものです。

Friendsはストックホルムで結成されたグループで、65-66年の短い活動期間に3枚のシングルを残したのみのグループですが、あらゆる意味で若さゆえの暴走を感じさせる印象的な存在です。

前に見た資料が検索しても出てこなくなってしまったので、一部それを見た記憶に頼る部分がありますが、またはっきりわかったら書き直しますのでご了承ください。

活動期間が短く、かなりやばい形で解散しているのもあってか、もともと資料が少なくて結成した年などははっきり分からないのですが、デビューのきっかけは当時開催されたストックホルムのRolling Stonesを選ぶコンテストで第2位になったことだそうです。
メンバーはRoger Skogberg(G)・Tomas Skogberg(Ds)・Anders T Peedu(Vo)・Staffan Kimbro(B)の4人で、Tomasはどうもこのコンテストの時点で12歳だったそうで、おそらく他の3人も差ほど大きな年齢差はなさそうですので、同級生とその弟で結成されたという感じでしょうか?

メンバー全員が少年だったことが、夜のライヴ活動の制限・年齢的な暴走など、グループが短命になる宿命をすでに背負っていたと言えます。


Friendsは65-66年の2年間に、以下の3枚のシングルを残しています。

Empty Handed / It Ain't Necessarily So (KFF 612)`65
Git It / Talkin'`Bout You (KFF 638)`65
He's In Town / Joe Mccartney (KFF 666)`66

彼らはその出自が示すように、かなり荒々しいタイプのR&B系で、StonesというよりはPretty Thingsに近い暴力的な衝動を感じさせます。
演奏はかなり粗雑であまりうまいとは言えませんが、いわゆるガレージ的な空気があってかなりかっこよく、Rogerのオリジナル曲もカバーの選曲もなかなかのセンスです。
詳しいことはよく分からないのですが、ライヴではストリップショーの真似事なんかもやっていたようで、かなり無軌道な振る舞いも多かったみたいです。

当時のスウェーデンでは、R&B系のグループはことごとく2年程度の短命に終わっています。
まだ調べている段階なのですが、当時のヒットチャートからするとこういう荒々しいグループよりポップなビート系のほうがヒットが多かったことや、R&B系の楽曲ではUK/USのグループに売り上げを奪われやすかったこと、そして演奏も立ち振る舞いも粗雑なR&B系のグループに対する、レコード会社の否定的な対応が大きく影響していたようですね。
R&B系で唯一短命に終わらなかったShanesの、66年までとそれ以後の楽曲や彼らのルックスの変化がそれを象徴しています。

ただでさえそういう状況の上に、さらにあまりにも若かった彼らは自身のコントロールを徐々に見失って行き、Andersはドラッグにおぼれて精神病院行きになり、他のメンバー(たぶんRogerだったと思います)アルコールの過剰摂取で急死して、解散と言うか破滅してしまったとしか言いようのない終わりを迎えてしまいます。

「たられば」ではありますが、せめてもう少し年齢がいっているか統率できる年長のメンバーの存在があったら、もう少し続けられたかもしれませんね。



公式には3枚のシングル・計6曲しか残していないFriendsですが、なんと単独のCDがあったりします。


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Talkin' `Bout Us (スウェーデンGarageland GRCD031)`98

このCDは、公式リリースされたシングルに、未発表曲・未発表ライヴを追加して編集されたコンプリートで、結構前のリリースですので音質的に今ひとつな面がありますが、それでも決定版といえる内容です。
最初の画像はこのCDのジャケを広げたものです。

シングル曲ではガーシュインの渋いカバーの3曲目と、のちに「Searchin' For Shakes」に収録されて有名になった4曲目が圧倒的に出来がいいですね。
前者はスピード感を変化させ、ギリギリで抑制をかけたような空気感がしびれまくりで、4曲目はPretty Things的な荒々しさで、ガレージファンに人気があるのも当然だと思います。

ラストシングルになった1曲目は彼らとしては意外なポップな選曲&アレンジで、この曲を彼らがリリースを望んでいたのかどうかは疑問がありますが、できばえはなかなか良かったりします。

8&9曲目は66年に4枚目のシングルとしてリリースされるはずだった曲だそうで、彼らの突然の活動停止で未発表に終わったようです。
2曲とも彼らの個性が明確になってきているいいできばえなので、つくづく彼らの運の悪さを嘆かずにはいられませんね…。
8曲目は「Searchin' For Shakes」にも収録されています。

ラストの4曲が活動末期の66年の未発表ライブで、先に述べた未発表曲と共に、彼らのスタイルの完成を感じさせる荒々しくスピード感のあるいい演奏で、音質の悪ささえもいい方向に向かわせているように感じさせます。


日本では入手しやすいとは言えませんが、本国ではまだ在庫があるようですし、日本でも少し出回っていますので、たまにオクなどにも出品されることもあると思います。

できれば、リマスターして新規格晩でリリースしなおして欲しいですけどねー。

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コメント

ストックホルムのストーンズを探すコンテストのとき12歳!?Σ(゚ロ゚;)
なんてデンジャラスな12歳なんだろう(゚ー゚;Aアセアセ

ほぅ?ガレージバンドだけどストリップとのコラボ?

・・・衝動的な荒々しいガレージ+ストリップを想像してみる・・・


Σ(゚ロ゚;) こ、これはーーーー!



スミマセン(^^ゞ
いやね、私も以前、とある渋谷のライヴハウスで
ダウナー系のアシッドサイケバンド(日本のインディバンド)をバックに、
ストリップのお姉さんが踊るというのを見たことあるんだけど
なんだかとてもデンジャラスでサイケデリックだったのを思い出しました(^^ゞ
まさに泣く子も黙るショータイムという感じでした(^^ゞ


(ここで業務連絡~業務連絡~(^^ゞコラ)
最新記事に例の日の写真をうpしましたよん♪
ばろんさたで~♪(*´∀`*)

  • 2010/02/16(火) 01:55:16 |
  • URL |
  • もりたん #ZA9zVw0U
  • [編集]

もりたんさん、こんにちわー。
>ストリップ
資料の表現からするとストリップは多分彼らが脱いでいたようです(笑
タイーホ(いやホドーウか)されたこともあるかもしれませんね(笑

ガキは無茶しますからね(笑

>業務連絡
先ほどおいしくいただきました(笑
萌えました(笑
60代にして萌えさせるなんて、ディック先生はやはり偉大です♪

  • 2010/02/19(金) 13:27:29 |
  • URL |
  • Graham #rB4BsSMs
  • [編集]
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  • Author: Graham
  • 日本語での情報の少ない、60年代の東欧・北欧・中近東などのBeat/Psychを中心に紹介しています。
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